射出成形の糸引き対策について(失敗しないコツ)

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射出成形の糸引き対策について(失敗しないコツ)
射出成形でよく発生する不良の一つに「糸引き」があります。
取り出し時や金型開放時に樹脂が糸のように伸びてしまい、外観不良や異物の原因になるため注意が必要です。
糸引きは、ちょっとした条件の違いで発生することが多く、現場での経験がとても重要になります。
糸引きが発生しやすい原因
主な原因としては、以下のようなものがあります。
- 樹脂温度が高い
- 金型温度が高い
- 冷却不足
- ゲート形状の影響
- etc
特に、樹脂温度が高い場合は糸引きが発生しやすくなるため、まずは温度条件の見直しから行うことが多いです。
失敗しない対策のコツ
現場でよく行う対策としては、
- 樹脂温度を少し下げる(どの部分を下げるかがポイント)
- 冷却時間を少し延ばす(寸法精度がシビアな製品では行ってはいけません)
- etc
このように、一つずつ条件を変えて確認することがポイントです。
一度に複数の条件を変更すると、原因が分からなくなってしまいます。
射出成形の不良対策は、こうした小さな調整の積み重ねが大切です。
有限会社豊和化学では、このような射出成形の技術や現場でのコツを、若手社員にも共有しながら技術の継承を行っています。
